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公開日:2012年1月15日

手形交換所の役割 月刊「企業実務」 2012年1月号

編集部

実務情報STATION


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企業間の商取引の手段が多様化し、手形や小切手による決済は減少する傾向にあります。

手形交換高のピークは1990年で約4,800兆円ありましたが、2010年には約380兆円と、13分の1程度にまで縮小しています。しかし、依然として国家予算の4倍近い金額が決済に利用されているのも事実です。

手形や小切手は、全国各地にある手形交換所を通じて交換されます。その決済は、最終的には、取引金融機関の当座預金口座を通じて行なわれます。

各金融機関は、取引先から受け入れた手形や小切手をいったん交換母店(交換に関する事務を統轄する店舗または事務所)に集めます。交換母店は、取りまとめた手形や小切手をその地域の手形交換所に持ち寄ります。

その後、支払金融機関ごとに区分して、相手金融機関の持ち出した手形と交換し、差額(交換尻)を参加金融機関が開設している日本銀行本支店の当座勘定によって振替決済します。

これが手形交換の方法で、手形交換が行なわれる場所が手形交換所ということになります。

手形交換所は、1773年にロンドンに開設されたのが最初といわれています。日本では1879年の大阪手形交換所が最初とされ、三井住友銀行大阪本店の一角に発祥の地の碑があります。

手形交換所も手形・小切手取引の減少とともに減っていますが、それでも2011年10月の時点では、法務大臣指定のものが全国に121か所あります。

また、これ以外にも、地域の利便性を図るため、私設の手形交換所が全国各地に設けられています。私設といっても、その機能は法務大臣指定の交換所と何ら変わるところはありません。



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