N.J. HIGH-TEC - NJ Business Online

経理・税務 | エヌ・ジェイ出版販売株式会社


【お知らせ】 実践「経営実学大全」 好評発売中です

Home経理・税務企業実務・特別記事 ≫ 不確実な時代の羅針盤! 中小企業がいま取り組むべき「中期経営計画」づくり...
公開日:2014年10月27日

不確実な時代の羅針盤! 中小企業がいま取り組むべき「中期経営計画」づくり 月刊「企業実務」 2014年11月号

安田芳樹(経営コンサルタント)


このエントリーをはてなブックマークに追加  

企業が継続して成長・発展するには、中長期的なビジョンを立て、その実現に向けて計画を策定し、将来のあるべき姿に向かって行動していくことが不可欠です。
そのツールとして不可欠な「中期経営計画」作成の手順とポイントを解説します。


中期経営計画はなぜ必要か

「これだけ環境変化が大きいと、せっかく経営計画を立ててもムダになってしまう」
一部の経営幹部から聞こえてきそうなセリフです。もっともらしい言い分ですが、本当にそうなのでしょうか?
100%将来を見通すことは不可能にしても、先行き不透明で変化の大きい経営環境だからこそ、将来の生き残りをかけた経営戦略や経営計画を策定することは絶対に必要です。

オンリーワン企業づくりの必須のツール

将来の最適化を目指して現在を変えていくことは、いつの時代にあっても経営の不変の原理のはずです。

3~5年後を見据えた中期経営計画は、自社のあるべき姿とその方向性をはっきりさせ、全社のベクトル(方向性)を合わせてオンリーワンの企業づくりをするための必須のツールです。

中期経営計画を立てるメリットは次の4つです。

  1. 目まぐるしく変化する経営環境に対する認識が持て、素早い対応が可能になる(計画を立てることは「準備」をすることであり、準備をしたほうがいざというときに素早く動ける)
  2. 経営ビジョンが明確になることで、全社一丸の気風が芽生え社員にやる気を促せる
  3. 1人ひとりの目標と役割が明確になり、仕事に対するやり甲斐を与え、会社の活性化につながる
  4. 経営計画づくりのプロセスを通じて、次世代リーダーや幹部の意識改革と能力開発が可能になる

経営の真髄は「不易流行」です。不易とは変えてはいけないこと、流行は変えなければならないことです。

会社には、守り受け継いでいくべきことと、時代の変化に合わせて大きく変えていかなければならないことがあります。
それが何なのか、そしてそれをどう守りどう変えていくのかをきちんと示したものが、経営ビジョンや中期経営計画です。

これからの中小企業を取り巻く経営環境はますます熾烈になります。航海にたとえれば、荒海での舵取りを余儀なくされるようなものです。
荒れた大海を中期経営計画のような“羅針盤”なしで航海することはあまりに無謀です。

行き当たりばったりの経営ではなく、明確な「意思と覚悟」を持つ、これがこれからの企業経営には極めて大切です。

(続く)

企業実務



このエントリーをはてなブックマークに追加  



PAGE TOP