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公開日:2013年10月21日

オンリーワンを目指して いまこそ取り組みたい中小企業の「知的財産戦略」 月刊「企業実務」 2013年11月号

稲岡耕作(弁理士 日本弁理士会近畿支部長)


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競争力を維持・強化するためには、イノベーション活動で生まれた知的財産の活用(ライセンス、権利行使)によって収益を確保し、その収益を再投資してイノベーションを創造し続けることが肝要だ。これからの知的財産戦略の必要性と、中小企業が利用可能な支援策について解説する。


中小企業のあるべき知的財産戦略とは

「知的財産戦略」とは、「知的財産」に関する「戦略」です。戦略とは「戦いに勝つための、また、目的を遂げるための総合的計画・方法」ですから、知的財産戦略とは、端的にいえば、知的財産を用いて企業競争に勝利し、企業収益を上げるための方策といえます。

知的財産の種類

知的財産戦略とは産業財産権を活用すること

苦労して創造した成果物(新しい発明、形態、アイデア、表現等)をすぐに他人に模倣されたのでは、知的創造をしようという意欲が失われてしまいます。
そこで、幅広い知的創造活動について、その創作者に一定期間の権利保護を与えるようにしたのが、知的財産権です。
知的財産権にはいろいろな種類がありますが、このうち、特許庁所管の特許権、実用新案権、意匠権、商標権を「産業財産権」と称します。
中小企業の知的財産戦略においては、知的財産権のなかでも産業財産権を積極的に活用し、事業収益を向上させることが重要です。産業財産権は、積極的に活用できる能動的な権利であることが特徴で、他人の模倣等が生じた場合に役立つ著作権や営業秘密のような受動的権利とは異なります。
中小企業は、この能動的な産業財産権を有効活用すべきです。すなわち、積極的に特許出願等を行なって権利を取得し、その権利で守られた自社製品や商品の売上を伸ばしていくことこそ、知的財産戦略の要です。

(続く)

企業実務



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