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公開日:2013年4月22日

あらゆる場面で問われる! 経理の「プレゼンスキル」ブラッシュアップ術 月刊「企業実務」 2013年5月号

染矢隆彦(IVC代表)


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一般に経理担当者は数字を処理する能力があればいいと考えがちだが、対社長、対他部門社員など、様々な相手に自分の意見を通す能力も必須だ。

経理が身につけ、使いこなすべきプレゼンスキルについて考える。


相手の理解を高めるための7つの視点

一般的にプレゼンテーション(以下、「プレゼン」といいます)のスキルを求められるのは、営業部門や企画部門の人材であると考えられがちです。

しかし、仕事の相手にこちらの意図を伝えながら、その内容を理解・納得させて行動につなげる、という本質を考えれば、部門、職種を問わず、プレゼンスキルは重要なものです。

特に経理担当者には社内のあらゆる部門とのコミュニケーションが発生しますし、それぞれに対して「管理部門」として必要な情報のやりとりをするだけでなく、交渉や説得が必要になる場面が多くなるでしょう。

言うまでもなく、経理担当者には数字をきちんと処理する能力が必須です。

それに加えて対経営層、対他部門の責任者、対他部門の社員、対金融機関、対会計事務所などと、重要な情報伝達・交渉を担う役割があります。

相手の理解を促し、納得してもらい、さらにこちらが望む行動(または意思決定)を相手にしてもらうことこそ、プレゼンの基本といえます。相手の理解を高めるにはどのようなことを意識してプレゼンに臨めばよいかを紹介しましょう。

プレゼンで意識したい「7つの視点」とは


【1】3つの要素を踏まえた構成を考える

実際に社内の会議などであれば、わかりやすい説明もなく、数字が並んだ資料を見せてしまいがちです。これでは相手の理解を促すことにはつながりません。

まずはどのような順番で何を伝えるのか、つまり、プレゼンの構成を考える必要があるのです。

プレゼンのやり方は人それぞれなのですが、やはり一番基本的な構成としては、

  1. 導入(イントロダクション)
  2. 本論(ボディ)
  3. まとめ(エンディング)

という3要素になります。
いきなり数字の並んだ表を見せて上から順番に読み上げる「資料説明」が、この構成をもとに相手に伝えようとすることで、効果的なプレゼンに近づくのです。


【2】導入ではプレゼンの背景・目的を明確にする

導入は、それに続く本論がスムーズに相手に理解されるよう、プレゼンの全体がどのようなものかを伝える必要があります。

初めからただ数字が並んだ表を見せられたのでは、相手は何を理解すればよいのかがわからず、それだけで興味・関心が薄れてしまったり、抵抗を感じてしまうかもしれません。

伝える側にとってはわかりきっていることでも、伝えられる側にとってはそのプレゼン自体が何のために行なわれるのか、たとえば注意・指導のためか、何かを要請されるのか、意見を聞かれるのか、新しい提案があるのかなど、目的が不明であることがしばしばです。

(続く)

企業実務



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