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公開日:2017年12月22日

職場を変える 「課題発見力」を磨け! 月刊「企業実務」 2018年1月号

株式会社みどり合同経営 澤田兼一郎(専務取締役)/萬屋博史(取締役コンサルティング部統括部長)/犬飼あゆみ(コンサルティング部部長)


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【指針】現場に目を光らせなければ会社の病巣は見えてこない

【実践】働き方改革に取り組む企業が進める現場調査

【解説】本音を引き出す職場インタビューの進め方


職場の「現場」の状況を掘り下げていくことによって、取り組むべき課題は見えてくるはず。
会社をよりよくするために総務・経理部門が果たすべき役割と、そのために必要な現場の点検手段について考えていく

【指針】現場に目を光らせなければ会社の病床は見えてこない


当社は地域の企業を支援するコンサルティング会社としてスタートし、建設業、製造業、飲食業、運送業など、様々な規模・業種を手掛けていますが、まずは現場を見ないと会社の実態や問題がわからないというのは、いちばん意識しているところです。
そのため、クライアント企業の成長をどうしていくかという議論の前に、可能な限り、社員全員との個別のヒアリングを行なっています。
現場の声を聞かないと、結局、机の上だけで議論した方向性や戦略にとどまってしまうからです。
工事現場、工場、店舗など、仕事をする現場も多種多様です。そのどこを見ていけばよいのかということは、コンサルティングを行なううえでも悩ましいところです。
そこで大事なのは現場でヒアリングをするときに、そこで働く社員の本音にいかにたどりつくかということです。
その前提条件として大事なことが、最低限の業界や現場の知識をもつことです。それをふまえて、はじめて本音を明かせる相手とみなしてもらえます。


多角的な視点から問題を炙り出す

指導・改善にあたるコンサルタントにはそれぞれ異なるキャリアがあり、強みとなる分野をもっていますが、必ずしもすべての業務に精通しているわけではありません。たとえば経理畑出身であれば数字には強いが製造工程についてはよくわからない場合もあります。経験がないからこそ、これまでにない視点から問題に切り込むこともできるのですが、それでも基礎知識は必要です。
「まずは仕事の内容を教えていただけませんか?」と、ヒアリングは少し下の目線で話を聞くことからスタートします。
また、ヒアリングの内容は個人を特定する形では絶対に出さない、という守秘義務についての理解を促します。
現場の問題点や改善ポイントを話したことが上司の評価にはつながらないと思ってもらわなければ、本音は出てきません。
また、多角的に問題を見るために、コンサルティングはチームで担当しており、現場でのヒアリングも最低2人で一緒に行なうことにしています。
1対1だとどうしても相手が構えてしまいます。こちらが2人いれば、2人で話をしながら進めていったり、中心的な話の聞き手の話が一段落したときに、もう1人が別の質問をして空気を変えたりすることができます。
その後、ヒアリングの内容をメモにまとめて共有することになります。そのときそのメモに上げる情報の取捨選択も担当者によって異なりますし、書いてあることの捉え方が変わってくることもあります。現場に行って話を聞くという経験をしているのと、メモやレポートの情報だけで判断するのとでは、結果が異なることがあります。最低でも判断にあたって音声データを聞く、ということは心がけています。

異なる立場からの「現場確認」のすすめ

(続く)

企業実務



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