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公開日:2011年7月16日

放ってはおけない悪習 “会社が望まないサービス残業”にはこう対処する 月刊「企業実務」 2011年7月号

山本喜一(社会保険労務士法人日本人事 代表社員 社会保険労務士)

企業実務TOPICS(総務・人事)


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会社が強いているわけでもないのに、自らの判断で時間外労働を申告せずに働く従業員がいます。そうした〝サービス残業〞は看過できない問題です。


多くの会社では、遅くまで会社に残っていたり、休日出勤をしているのに、労働時間として申告をしない(残業代を請求しない)従業員がいるようです。
その理由は様々ですが、このような状態を放置するのは本人にとっても会社にとってもよいことではありません。
労働時間を申告しない理由として、
「職場に残業を申告しづらい雰囲気がある」
「家に帰るよりも会社にいることを好む」
「従業員に残業という感覚がない」
「仕事が好きで勝手に仕事をしている」
等の場合もあり、単純に業務量が多く時間が足りないために仕方なく残業をしているわけではないことも多くあります。
本来であれば残業をしなくてよい状態であるのに、従業員が勝手に残業をするという状態は、たとえ残業代の請求がなくとも会社としてはトラブルの種を抱えることになります。
明確な命令をしていないのに残って仕事をしている従業員の残業代についても、会社が黙認していたと判断されれば、その時間について残業代支払いの義務が発生することになります。
また、長時間労働は業務効率の低下を招き、それによりまた労働時間が長くなり……と負のループとなってしまっている場合があります。
こうしたリスクに気づいている会社は、サービス残業はそもそも会社も望まないものであると実感されていると思います。


会社全体の問題か特定の従業員の問題か

そもそも長時間残業が発生する要因は、大きく分けると次の3つのパターンに分類できます。
(1)個人の問題
(2)会社(上司・先輩)の問題
(3)業務量の問題

(1)については、だらだらと仕事をして収入を増やそうとする場合と、必要以上の仕事のクオリティを求めてしまうあまりに長時間労働をする場合があります。
前者のひどい場合には、「2時間残業をしてその日の飲み代を稼ぐ」などという話もあります。
後者は職人気質の従業員に多くみられるパターンで、仕事のクオリティを上げようという気持ちは素晴らしいのですが、仕事ということを超えて必要のない高品質、いわば趣味の範囲までがんばってしまうケースです。
(2)については、上司・先輩がいつまでも会社に残っていたりする場合です。上司や先輩を置いて先に帰ることに気が引ける人もいます。また、残業が前提になっている勤務体系が原因となっていることも少なくありません。
(3)については、一時的な繁忙は仕方のないことではあるものの、残業が恒常的なものであれば、その業務を分析して〝見える化〞し、担当者がだらだらと仕事をしているのか、本当に必要な仕事で業務量が多いのかを見極める必要があります。



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