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公開日:2014年8月16日

定年退職者に対する 再就職支援の進め方 月刊「企業実務」 2014年8月号

望月由佳(特定社会保険労務士)

企業実務TOPICS(総務・人事)


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セカンドライフのための説明会を開催する

60歳で定年を迎えた後の生き方には、様々な選択肢が考えられます(図表1)。

図表1 定年退職者のセカンドライフの選択肢
まずは、定年後の生活設計としてどのような選択肢が考えられるのか、また、それぞれにどういうメリット・デメリットがあるのか、説明会を開催するとよいでしょう。

60歳定年制の場合、55歳ごろから遅くとも59歳に到達するまでには、説明会に参加する機会をつくるべきです。

説明会の主体として、人事担当者が行なうのが簡便ですが、「継続雇用したくないのか?」という印象を与えてしまうのは本意ではありません。
そこで、「ハッピーリタイアメント」等のテーマを設定し、外部講師に依頼して開催する方法があります。

1社では講師を呼ぶほどの対象者がいない場合は、外部で開催されている講座等に参加させるとよいでしょう。

説明会の内容

継続雇用以外の選択肢として、主に次のようなセカンドライフがあること、それぞれの生活設計について情報提供しましょう。

再就職(他企業への転職)

転職先を探す方法として、

  1. ハローワークでの求職
  2. 知人や友人の紹介
  3. 人材紹介会社への登録
  4. 求人誌や求人サイトの活用
  5. 人材派遣会社への登録

などが考えられます。

現実的な転職先としては、

  1. 関連会社
  2. 取引先や知人の会社
  3. 職業紹介機関の紹介による新たな会社

などが考えられます。

また、フルタイムで働くか、短時間(社会保険に加入しない)で働くかによって、年金の受給額が変わる場合があります。

そうした情報もあわせて提供すると、判断材料になります。

独立(起業)

独立(起業)には、

  1. いままでの経験を活かして独立する
  2. 新たに資格を取得して独立する
  3. 第一次産業(農業や漁業等)に個人事業主として従事する

などが考えられます。

リタイア

長年の勤務を終え、「今後は少しゆっくりしたい」と、リタイアを考える人もいるでしょう。

生活の基盤が確保されていれば、完全にリタイアして、趣味に打ち込むことも可能です。

社会との関わりを保ちながら生活したいという高年齢社員には、ボランティア活動を勧めるとよいかもしれません。

説明会は複数回行なう

退職者にとって、退職後の進路は大切な問題です。1回の説明会では必要な情報が十分伝わらない場合もあります。

また、同じ話を聞いても、退職が近づくにつれ、受け取り方が変わってくることもあります。

そこで、50代以降の社員を対象とする任意参加の説明会を定期的に実施する、55歳からは毎年参加を前提にスケジュールを調整するなど、複数回の参加ができるように設定するとよいでしょう。



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