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公開日:2011年2月16日

より快適な環境をつくろう 総務が知っておきたいオフィスレイアウトの基本と応用 月刊「企業実務」 2011年2月号

小林修一(オフィスネット・ドットコム株式会社/オフィス管理士)

企業実務TOPICS(総務・人事)


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オフィスの適正な通路幅

ゾーニングが決まったら、次にオフィスの通路幅について考えましょう。
レイアウトを考える際は、デスクや家具の配置を中心に考えがちですが、実は適正な通路幅を確保することが、よいレイアウトの決め手となります。

ここでは、壁面とデスク間やデスクサイド間など、6パターンに分けて紹介します。


メインとなる通路

オフィスのメイン通路(多くの人が利用する通路)と、間仕切りや背の高い書庫に面した通路は、人がスムーズにすれ違える広さを確保します。

人の標準的な肩幅は45センチとされているので、ある程度の余裕(男性2人がすれ違える幅)を考えて、最低でも120センチ以上は必要となります。

災害発生時にもメイン通路となるので、この幅は、できるだけ広く取ることをお勧めします。


壁面とデスク

片側が壁面で片側が座席の後ろを通る場合の通路幅です。デスクワークで着座した場合、デスクから約45センチ程度の着座スペースが必要となります。

実際のチェアの可動距離はもう少し広いのですが、あくまでもデスクワークをしている場合で算出します。

メイン動線ではない場合、約140センチ確保すれば円滑な動線が確保できます。

役職者の後ろなどで人を通したくない場合はあえて通路を狭くすることもあります。その場合、デスクの後ろは80~90センチが基準となります。


デスクとデスクの間

日本のオフィスで最も普及している対向式レイアウトでオフィスをデザインした場合に必要な幅で、スムーズに人が通れるスペースとして180センチあれば円滑に機能します。

両サイドが着座してデスクワークをしている場合に、人が1人スムーズに歩ける幅です。スペースに余裕がない場合でも140センチは確保したいところです。

人が通るたびにチェアを引くようでは、集中力も途切れてしまい、機能的なオフィスとはいえません。


デスクサイドとデスクサイドの間

スクール式レイアウトで配置した場合に必要となる通路幅です。デスクとデスクに挟まれた通路は比較的圧迫感がないことから、一般的に90センチあれば十分とされています。

ただし、メイン通路にする場合、前述のように120センチは必要になるので、全体のレイアウトを考慮して通路幅を決める必要があります。


デスクとデスクサイドの間

デスクとデスクサイドの間の通路幅は、チェアの可動範囲を考慮すると120センチ必要とされます。
通路を歩いている人とチェアに座っている人が、お互い妨げにならないように考慮した幅ということになります。

なお、デスクとデスクサイドをメイン通路にするようなレイアウトでは160センチくらいは必要となるので、オフィスのスペースにゆとりのあることが必要です。


デスクと収納の間

ワーカーの背面に収納がある場合、収納を取り出している際に人の通れるスペースを確保することが重要となります。

オフィスで使用する収納の奥行は40~50センチです。ラテラル書庫(引き出し書庫)をいっぱいに引き出した際のスペース(約40センチ)や扉を開いて作業している人のスペース(約45センチ)を考慮すると、180センチは確保したいところです。

Image3


執務スペースのデスクレイアウト

次に行なうのが、執務スペースのデスクレイアウトです。機能スペースのところでも述べましたが、オフィス全体では執務スペースの占める割合が最も大きいので、このレイアウトをどうするかは大変に重要です。

ここでは、オフィスでよく使われる4つのレイアウトをご紹介します。
それぞれの業務形態に合わせたレイアウトにすることで、業務の大幅な効率アップが図れます。


対向式レイアウト

最もオーソドックスなレイアウトで、長手方向に向かい合ってデスクを配置します。
チームワークやスペース効率を重視したレイアウトで営業部などに最適です。
ただし、プライバシーの確保がむずかしいので、必要に応じてデスクトップパネルなどで仕切る工夫をしましょう。


スクール式レイアウト

学校の教室のようにデスクを同一方向に並べるレイアウトで、金融機関などのように来客者に向かっていることが必要とされる場所に適しています。
管理者は、全体を見渡せる後列に配置することが多いので、このレイアウトは管理型になりやすいという特徴もあります。
一方で、通路が多くなるのでスペース効率はあまりよくありません。


背面式レイアウト

グループ内の人がお互い背を向けて座ります。
デスク前面にパーティションを立てプライバシーもある程度確保しつつ、チェアを回転させ後ろに向くことでグループ内のコミュニケーションも容易にとれます。

コミュニケーションとプライバシー確保を両立しやすく、ある程度の集中とチームワークを必要とされる企画グループ等に適したレイアウトです。

ただし、パーティションを使用することが多いので、コスト面での課題と管理者の配置がむずかしいという欠点もあります。


クラスター式レイアウト

収納やテーブルなどを挟んで配置するレイアウトで、左右対称型ともいいます。

作業スペースと個人収納などの拡大が図れ、コミュニケーションもとりやすいレイアウトでありながら、ある程度のプライバシーも確保できるので作業に集中できます。
デザイン作業や設計部門に向いているレイアウトです。

デメリットとしては、スペース効率がよくないので比較的広いオフィスが必要となります。

Image4



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