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公開日:2011年1月25日

パートの労働条件を定めるときのポイントは 

荻原勝(人材開発研究会代表)

人事ワンポイント知識


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雇用期間を決めるときは、最初は2、3か月の期間で雇用する。そして、能力・意欲を観察し、問題がなければ長期雇用に切り替えるという方法がベターである。


雇用期間の決め方

雇用期間の取扱い

パートの雇用期間の取扱いには、

  • とくに定めないで雇用する
  • 3か月、6か月あるいは1年という一定の期間を定めて雇用する

の2つがある。
雇用期間を定めて雇用したときは、その雇用期間が満了したら雇用関係は終了し、パートは自動的に退職となる。
これに対して、雇用期間をとくに定めずに雇用した場合は、就業規則で定める定年に達するまで雇用する義務を負うことになる。

短期雇用から長期雇用へ

最初は、2か月とか3か月といった比較的短い期間で雇用するのが現実的である。
その期間の様子を観察し、能力・意欲の面で問題がないと判定されれば、6か月、1年と雇用期間を延長する。
問題があるときは、雇用契約を更改しない。

雇止めの予告

会社は、景気の低迷などで仕事の量が減少すると、期間を定めて雇用しているパートについて、今の契約期間が満了したら、次は契約を更新しないという措置(雇止め)を講じるのが一般的である。

雇止めは、パートの生活に大きな影響を与える。このため、厚生労働省では、雇止めについて、「使用者は、雇用契約を3回以上更新している者または1年を超えて継続的に雇用している者について、契約を更新しないことを決定したときは、契約満了日の30日前までに、その予告をしなければならない」と定めている(告示第357号「有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準」)。


時間給の決め方

時間給の決め方には、次の図表に示すように、いろいろな決め方がある。

hpt6-1

この図表を見てもわかるように、すべてのパートに同額の時間給を支給する一律型よりは、仕事の種類・内容、勤務時間帯、能力・経験年数などを考慮して時間給を決めるのが合理的である。


社会保険の取扱い方

健康保険

パートタイマーが次の条件に該当するときは、健康保険に加入する。

  1. 1日または1週の所定労働時間が正社員の4分の3以上、かつ
  2. 1か月の所定労働日数が正社員の4分の3以上

厚生年金保険

加入の条件は、健康保険と同じである。

雇用保険

パートが次の2つの条件を満たすときは、雇用保険に加入しなければならない。

  1. 1週の所定労働時間が20時間以上
  2. 6か月以上雇用されることが見込まれること

1週の所定労働時間が20時間以上30時間未満の者は「短時間労働被保険者」、30時間以上の者は「一般被保険者」として取り扱われる。

労災保険

パートタイマーも労災保険に加入する。


年次有給休暇の与え方

6か月間継続勤務し、80%以上勤務したとき

パートタイマーが6か月間継続勤務し、かつ所定労働日数の80%以上勤務したときは、年次有給休暇を与える必要がある。

付与日数は

付与日数は、次の図表に示すとおりである。

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