NJ Publishing Sales - NJ Business Online

総務・人事 | エヌ・ジェイ出版販売株式会社


【お知らせ】 月刊「企業実務」好評発売中!

Home総務・人事被災・災害関連情報 ≫ 労務関係の支援策 | 被災・災害関連情報...
公開日:2011年5月5日

労務関係の支援策 | 被災・災害関連情報 

被災・災害関連情報


このエントリーをはてなブックマークに追加  

本稿は平成23年4月5日現在の情報に基づいています。
非常事態のため、内容が随時変更・追加等されることがありますので注意してください。

休業手当の取扱い(1)

【Q19】
事業場の施設や設備が直接的な被害を受けたために労働者を休業させる場合、労働基準法上の取扱いはどうなっていますか。

【A19】
q19_ph 労働基準法26条は、使用者の責に帰すべき事由による休業の場合には、平均賃金の60%以上の手当を支払うべき旨を定めています。
使用者の責に帰すべき事由ではない休業の場合は休業手当の支払義務は生じませんが、天災事変等の不可抗力については、使用者の責に帰すべき事由にはあたりません。

ここでいう不可抗力とは、

  1. その原因が事業の外部より発生した事故であること

  2. 事業主が通常の経営者として最大の注意を尽くしてもなお避けられない事故であること

の2つの要件を満たすものでなければならないとされています。

今回の地震により事業場の施設や設備が直接的な被害を受け、その結果、労働者を休業させる場合は、これら2つの要件を満たすものとして、原則として休業手当の支払義務は生じないと考えられるとの厚生労働省の見解が示されています。

休業手当の取扱い(2)

【Q20】
取引先や鉄道・道路が被害を受け、原材料の仕入、製品の納入等が不可能となったことにより労働者を休業させる場合の取扱いはどうなりますか。

【A20】
事業場の施設や設備が直接的な被害を受けていなければ、原則として使用者の責に帰すべき事由による休業に該当し、休業手当の支払いが必要になると考えられます。ただし、その休業について、

  1. その原因が事業の外部より発生した事故であること

  2. 事業主が通常の経営者として最大の注意を尽くしてもなお避けられない事故であること

の2つの要件を満たす場合には、例外的に使用者の責に帰すべき事由による休業には該当せず、休業手当の支払いは必要ないと考えられます。

具体的には、取引先への依存度、輸送経路の状況、他の代替手段の可能性、災害発生からの期間、休業回避のための努力等を総合的に勘案し、判断する必要があるとの厚生労働省の見解が示されています。

計画停電による休業(1)

【Q21】
計画停電の時間中を休業とする場合、労働基準法上の取扱いはどうなりますか。

【A21】
地域ごとの計画停電に関し、事業場に電力が供給されないことを理由として計画停電の時間帯(電力が供給されない時間帯)を休業とする場合は、原則として休業手当を支払わなくても労働基準法違反にはならないと考えられるとの厚生労働省の見解が示されています。

計画停電による休業(2)

【Q22】
計画停電の実施にあたり、計画停電以外の時間帯を含めて1日全部を休業とする場合の労働基準法上の取扱いを教えてください。

【A22】
計画停電の時間帯以外の時間帯については、原則として使用者の責に帰すべき事由による休業に該当し、休業手当の支払義務が生じると考えられます。
ただし、他の手段の可能性、休業回避のための努力等を総合的に勘案し、計画停電の時間帯のみを休業とすることが企業の経営上著しく不適当と認められる場合には、計画停電の時間帯以外の時間帯を含めて、原則として休業手当を支払わなくても労働基準法違反とはならないと考えられるとの厚生労働省の見解が示されています。
なお、計画停電が予定されていたため休業としたにもかかわらず、実際には計画停電が実施されなかった場合には、計画停電の予定、その変更内容や公表時期をふまえて判断することとされています。

労災保険の取扱い

【Q23】
今回の地震によって業務災害等を被った従業員の労災保険の取扱いを教えてください。

【A23】
今回の地震で業務災害等を被った従業員や、すでに業務災害等で治療中の従業員が医療機関の倒壊等によって転院した場合について、所属する事業場が被災したために労災保険の「療養(補償)給付たる療養の給付請求書」等の提出が困難となっているケースがあります。

このような場合、当面の緊急措置として、給付請求書等の提出がなくても任意の様式に氏名、生年月日、事業の名称、災害発生年月日等を記載すれば、労災指定医療機関等の受診ができることとされています。

このエントリーをはてなブックマークに追加  




PAGE TOP